黒菱山荘50周年の記念行事開催。 「唐松岳記念登山」&「50周年の集い」
昭和36年、八方尾根黒菱の地に石神井高校の黒菱山荘が竣工して今年で50年目を迎えました。
同窓会では、この節目の年を記念して「黒菱山荘50周年記念唐松岳登山」と「50周年の記念の集い」を開催しました。
50周年記念唐松岳登山は、21日前夜、みそら野のグローブ イン スカラに前泊し、22日に唐松岳に登頂、唐松山荘に宿泊、翌朝、ご来光を拝んでから下山し、記念登山を成功させました。
案内人は、16回卒の石田弘行さん(スカラオーナー)、企画担当は33回卒の泉水裕二さん(元石神井教師)、登山隊は現役・元石神井教師4名、PTAの女性7名、卒業生(山荘OB)5名、計16名が参加しました。
なお、今回は石神井の現役の生徒(生物部、美術部)15名が黒菱山荘で宿泊して夏期活動を実施する計画でしたが、黒菱山荘へのルートが崩壊したため、スカラで登山隊と一緒に前泊し、翌日は登山隊と一緒に第三ケルンまで同行しました。生徒との年齢差50歳というシニアもいて、50周年記念行事に相応しい人員構成でした。
23日午後6時からは、黒菱山荘の管理人を務める丸山徹也さんが経営する白馬村の「対岳館」において、スキー連盟専務理事を長く務められた丸山庄司さんをはじめ財団法人八方振興会、白馬村八方区長、総代、八方尾根開発株式会社、白馬観光開発株式会社、金森建設株式開会社など地元白馬村で黒菱山荘の建設からその後の運営などに多大なご努力いただいた方々をお招きし、「50周年の記念の集い」を開催しました。
石神井高校では長島先生、福本先生、古山先生、長津先生、宮地先生、西塚先生など現役、元教師6名の他、山荘建設に奔走された故黒崎先生夫人の昭子さん、山岳部OBOG、山荘OBOG、同窓会役員、黒菱山荘委員会、同窓生多数が出席し、計40名あまりの盛大な記念の集いとなり、地元の方々と石神井高校との親交を深め、今後の50年ますますの発展をお互いに務めることを誓いあいました。
石神井高校の黒菱山荘が存在することが、現役の生徒、卒業生、教師を問わず、白馬村、八方尾根、唐松岳の自然をこよなく愛することにつながり、それがまた、地元白馬村への観光客誘致の一助となることが期待されていることがよく分かった記念の集いでした。
丸山庄司さんは1933年、白馬村に生まれ。父親は黒菱山荘建設の立役者・黒崎峻先生と親交の厚かった山岳ガイドの丸山与兵衛さん。庄司さんのスキーは、優れたスキー指導者で黎明期に影響を与えた福岡孝行氏(元法大教授、故人)と出会う少年時代から。以来、今日まで白馬村から居を移すことなく、競技選手、デモンストレーター、そして(財)全日本スキー連盟の専務理事(2001〜05)で日本スキー界の舵取りとして尽力されました。
【主な経歴】 | |
役員歴 | |
昭和42年 | 長野県スキー連盟常任理事(平成5年まで) |
昭和52年 | 全日本スキー連盟基礎教育本部指導部長(昭和53年まで) |
昭和57年 | 全日本スキー連盟理事就任 アルペン部長(平成2年まで) |
昭和60年 | 全日本スキー連盟教育本部長 |
平成6年 | 国際スキー教育連盟理事(平成10年まで) |
平成7年 | 日本インタースキー委員会会長 |
平成10年 | 長野県スキー連盟理事 |
平成11年 | アジアスキー連盟副会長 |
平成13年 | 全日本スキー連盟 専務理事(平成17年まで) |
選手歴等 | |
昭和31年 | 第34回全日本スキー選手権大会・滑降5位 |
昭和32年 | 第35回全日本スキー選手権大会・滑降7位 |
昭和33年 | 第36回全日本スキー選手権大会・滑降6位 大回転9位 |
昭和39年 | 第1回デモンストレーター認定 |
昭和60年 | アルペン世界選手権大会(ボルミオ)アルペン監督 |
平成元年 | アルペンジュニア世界選手権大会(ベイル)監督 |